三十で死ぬも六十で死ぬも、死んだ跡から見れば同じだ。(伊藤佐千夫) 一条真也です。言葉は、人生をも変えうる力を持っています。今回の名言は、日本の歌人・小説家である伊藤佐千夫(1864年~1913年)の言葉です。上総国武射郡殿台村(現在の千葉県山武市)の農家出身。明治法律学校(現・明治大学)中退。代表作に『野菊の墓』『隣の嫁』『春の潮』などがあります。 伊藤佐千夫(1864年~1913年) 野菊の墓 他四篇 (岩波文庫 緑 9-1) 作者:伊藤 左千夫 岩波書店 Amazon 「三十で死ぬも六十で死ぬも、死んだ跡から見れば同じだ」とは、伊藤佐千夫の小説「廃める」に出てくる言葉です。一読すると、退…