全身が熱い 快楽が強すぎて、腰に力が入らない あたまは朦朧としていて 視界が、白やら緑やらに霞む 「まだこれからだろ」 誰かが耳元でそう言うと 憎いぐらいの余裕なのか、わたしの乳首を弾いて やっと見えてきた世界のすぐ隣り もう何回目かのゴムを着けている 「生じゃない分、感謝して欲しいな」 (感謝? なんの感謝だろう……?) 茫漠と思っていた矢先 一気に挿入された 完全に降り切っていたポルチオが 快楽の限界、と悲鳴をあげる 違う 悲鳴をあげたのは、わたしだ (わたし……?) すべてが混濁してきて、わけがわからなくなる 両の手首を掴まれて、めちゃくちゃに もうめちゃくちゃに腰を使われる 引っ張られ…