高裁判例レベルでは、 わいせつは、「撮影させ」までで、「送信させ」は含まない 児童ポルノ製造罪とは観念的競合になるとなるはずです。 わいせつとされた範囲 児童ポルノ罪が起訴された場合の罪数処理 東京 地裁 H18.3.24 撮影送信させ受信して 観念的競合 大分 地裁 H23.5.11 撮影送信させ 併合罪 東京 地裁 H27.12.15 撮影送信させ 併合罪 高松 地裁 H28.6.2 撮影送信させ 併合罪 横浜 地裁 H28.11.10 撮影送信させ 松山 地裁 西条 H29.1.16 撮影送信させ 高松 地裁 丸亀 H29.5.2 撮影させ 岡山 地裁 H29.7.25 撮影送信させ 併…
こういう事案は姿態をとらせて製造罪です。 奈良地裁の例 第1 A(当時15歳)が睡眠中のため抗拒不能状態にあることに乗じ、Aにわいせつな行為をしようと考え、10月3日午前3時33分頃、被告人方において、前記状態であるAに対し、下着をずらした上、直接その陰茎を手指で触り、もって人の抗拒不能に乗じてわいせつな行為をし、 第2 判示第1の日時場所において、Aが18歳に満たない児童であることを知りながら、Aに対し、ひそかに、被告人がAの陰茎を露出させる姿態、被告人がAの陰茎を手指で触る姿態を被告人の動画撮影機能付き携帯電話機で動画として撮影し、その動画データ2点を同機の内蔵記録装置に記録させて保存し、…