ユクはお留守番が得意だ。もちろん人間側が一方的に「得意」と言っているだけで、得意がっているわけではない。見守るためのカメラを設置しているので、留守番をしているユクを見ることができる。まったく得意そうにしていない。むしろ、退屈でたまらんわ、と全身で表現しているように見える。これについても一方的な表現であり、本当は静かでええな、とすやすや寝ているだけなのかも知れない。 エビ天(ぬいぐるみ)と寝るユク坊。 飼い主が家に帰ってきても、飛び跳ねたり、吠えたりして、喜びを表現する犬ではない。ああ、お前か、くらいのものだ。前は拍子抜けしていたが、慣れた。 飼い始めたとき、犬の本などを読むと、分離不安症の犬が…