先日の朝、柴ちゃんを訓練所に預ける時に出てきて下さったのは、柴ちゃんを担当している訓練士さんだった。 柴ちゃんは耳をいつも以上にぺったんこに折りたたんで、尻尾が取れそうなくらいブンブン振り回していた(嬉ションをすることもある)。 訓練所に預ける時、柴ちゃんは私たちのほうを振り返ったことは一度もない。 それは初めての幼稚園の日からそうだ。 少しも振り返らない。 人がものすごく好きなので、優しい訓練士さんがたくさんいてかまってくれるし、広い運動場でたくさん駆け回れることがわかっているから、嬉しいんだろうな。 私はいつもそんな姿を後ろから見つめているだけ。 (「私たち、帰るよ?帰るよ?帰っちゃうよ〜…