真の古典の魅力は、作者が紡いだ原文の中にこそ息づいています。「古文で読みたい徒然草シリーズ」で、現代語と古文を併読することで、古の言葉が今なお放つ光を確かめてください。 💭ポイント 有能な貴族が、犬を虐待したという虚偽の告げ口で昇進を逃した話。生き物への慈悲の心を持たない者は人ではない、と説いている。 『徒然草絵抄』(小泉吉永所蔵) 出典: 国書データベース 🌙現代語対訳 雅房大納言は、才能も賢さも優れた人物で、 雅房まさふさ大納言だいなごんは、才さいかしこく、よき人ひとにて、 「大将に昇進させたい」と、上皇がお考えになっていたころ、 「大将たいしょうにもなさばや」と思おぼしけるころ、 上皇の…