*李鴻章。下関条約の敗戦国代表というイメージですが、本作品では颯爽とした「プレジデント・リー」。 【あらすじ】 政界の大立者、李鴻章。太平天国の乱を平定した曽国藩の配下で、共に科挙に合格した進士は、頭脳明晰で弁舌たくましく外交も卓越した人物。自ら整備した軍隊を率いれば、権力を掌中に入れるのは容易と思われ、清国の将来を憂いた赤心の進士、王逸は直接李鴻章に決起を促す。しかし儒者の李鴻章は皇帝と西太后への忠誠を裏切ることはできず拒絶した。王通はそんな李鴻章に心服し、側に仕えることにする。 清国は列強から蹂躙される。フランスはベトナムを奪い、イギリスは香港で更なる譲歩を迫り、日本、ドイツ、ロシアも中国…