珍妃の井戸 読みました。 珍妃(ちんぴ)は清朝末期の皇帝に寵愛された側室です。 皇帝(光緒帝)には正室ともうひとり側室(珍妃の姉)がいて、 それぞれラクダ顔とブタ顔だったそうです。 で、三番目の珍妃だけは才色兼備、 豊かな教養と美貌を兼ね備えていました。 そして、井戸。 これは珍妃が殺された場所というか手段というか。 珍妃はやっと腰回りあるかないかの細くて深い井戸に、 無理やり押し込まれて殺されるのです。 一思いに死ねず、身動き一つできず、暗がりの中、 ネズミに齧られ啄まれ、虫にたかられ、じわじわ死んでいくという、 発狂しそうなほどに残酷な殺害方法です。 珍妃は西太后に殺されたというのが、 中…