何度でも言いたい。鳳月杏さん、天紫珠李さん。月組トップのご就任、誠におめでとうございます。 私が宝塚作品史上*1、最も心惹かれる作品である『琥珀色の雨にぬれて』が再演されると知った時、正直クロードな月城さんを観たいと思った。同時にそれはルイな鳳月さんを観たいとも思っていたのである。 しかしながら、今回の全国ツアー公演の配信を拝見し、このキャスティングだからこそ功を奏したのだと腹落ちできた。観る前は作品への思い入れが強い分楽しく観られるのか謎な不安を抱いたし、初日すぐの感想にソワソワしていたことも否定しない。しかし、誉れ高い地元降臨となった配信の公演では、その不安を吹き飛ばすかのような感覚を得ら…