苗代に種を蒔く際、「田の神様」をお迎えし、 種が無事に発芽して 苗に生長してくれることを祈るために 「水口祭」(みなぐちまつり) が行われます。 「苗代祭」とも言われています。 www.linderabell.com 「水口」(みなぐち) は、田へ水を引く入り口で、 苗代田に水を供給する場所であり、 苗を育てる上で非常に重要な役割を担う 場所です。 江戸時代の元禄10(1697)年に刊行された 宮崎安貞が著した 農書『農業全書』(のうぎょうぜんしょ) には、 「稲は五穀の中で極めて貴い作物です。 稲は太陰の精であり、水を含んでその穂を 盛んにすると言われているように、 水によって生長するのです…