新緑と一緒にツツジも綺麗に咲いています。ツツジが終わる頃には紫陽花の出番ですね。 さて、先日というか、二週間前ですが、ご主人様は映画鑑賞をされました。「異人たち」です。これは山田太一さんの作品「異人たちの夏」のリメイクになります。もう20年以上前でしょうか、映画もお芝居も観ておりました。 主人公は孤独な男性。12歳の時に事故で両親を喪い、また、自身がホモセクシャルであることから、理不尽ないじめにもあったりと、心のよりどころがないまま、生きていたのです。そんなとき、ある通りで亡き父親に見かけるのです。 やがて心の中で喪失されたものが少しずつよみがえってくる…。そんなお話でした。 主演はアンドリュ…
異人たちとの夏 (新潮文庫) 作者:太一, 山田 新潮社 Amazon 映画がここまで小説に忠実だったとは。 作者が脚本家のせいもあるのだろうが、ほとんど台本を読んでいるようだった。 後付けになるけれど、キャスティングもほぼ小説のイメージの通りだ。 父親のイメージは鶴太郎の演技とほぼ重なった。鶴太郎もうまかったし、代表作だろうな。 映画を先に観ていなければ、どんでん返しにアッとなったんだろう。 最後のケイは怖かった。