国東半島に戦前定住した祖父が畳表の仕事をしていたと父親が懐かしんでいたことを微かに覚えている。 若い頃はほとんど関心がなかったので、「ふーん」で終わっていたけれど、調べて見ると興味深いことがわかってきた。 畳の原材料は何かと人にきかれたら、なんとなく「い草」と答えられるぐらいの知識は会った。小学校の社会科の授業で知ったように思う。 たいていの人には聞きなれない七島藺(しちとうい)は戦前戦中そして戦後のわずかな期間、畳表の原材料として国東半島の特産物として有名だった。 現在は圧倒的に高級品はい草にとって代わり、安い化学製品も出回っていると思う。しかもほとんど中国製が普及されているのだろう。 琉球…