大谷大学博物館で「大谷大学のあゆみ 清沢満之と真宗大学」を観てきた。5月14日まで。展示品の中に「真宗大学東京移転記念集合写真」(明治34年)があり、一部の人には氏名が記されていた。清沢のほか、南条文雄、関根仁応、曽我量深、金子大栄、朝永三十郎らと共に赤松大励の名があって驚いた。というのも、「明治28年稲葉昌丸や今川覚神の周辺にいた真宗大谷派某氏の日記 - 神保町系オタオタ日記」で言及した日記『乙未日録』に赤松の名前が出ていたからである。赤松の経歴は『明治過去帳』(東京美術、昭和46年11月新訂)により、兵庫県出身、「西楽寺住職陸軍歩兵中尉」で、明治38年3月に日露戦争で戦死したことが分かるだ…