旅の二日目。 眠りが浅く、5時前に目が覚めてしまった。 この日最初に乗車するのは7時半過ぎの列車、それまで十分な時間があるので、当地でしか食えないうどんを朝食にしようと考えたが、朝型のうどん店が多いとはいえさすがにこの時間に営業を始めるところはほとんどない。 そんな中、「うどんバカ一代」という店が6時から開き、さらに地元をはじめ広く知られていることがわかった。 しかも宿から600mほどの距離、歩くのもちょうどよい、と静かに身支度を済ませて出掛けた。 こんな朝の早い時間にもかかわらず、店内には既に大勢の先客がおり、一見した感じでは大半が地元の人らしい。 しかし待つことはなく入店でき、同店ならでは…