直交表とは 実験に用いる因子の数が多くなると、水準との組み合わせの数が増え、必要な実験回数が増えてしまう。例えば因子が10個、水準が2つの場合、因子と水準との組み合わせの数はとなり、少なくとも回の実験が必要になってしまう。企業の製品開発などでは製品の技術的な特性に影響する要因を絞り込めないことが多いため、因子数が多くなることは珍しくはない。そこで、時間や費用の観点からより少ない実験回数で必要な情報が得られる方法について考えられたのが、直交表による実験である。 直交表の使い方 以下は、2水準の場合の直交表()である。の8は行数(実験回数)、2は水準の数、7は列数をそれぞれ表す。直交表の数字1,2…