市川染五郎 直木賞と山本周五郎賞をダブル受賞した永井紗耶子氏の時代小説「木挽町のあだ討ち」(新潮社刊)が、東京・歌舞伎座の「四月大歌舞伎」(3~25日)において、市川染五郎主演の新作歌舞伎として上演されることが9日、分かった。 「木挽町のあだ討ち」は江戸・木挽町の芝居小屋を舞台に、美しい若衆が成し遂げた仇討の真相に迫る物語。染五郎、染五郎の父・松本幸四郎が出演する。 脚本・演出は歌舞伎やミュージカル、大劇場のストレートプレイなど、所属する新派以外の舞台でも活躍する齋藤雅文氏。染五郎の祖父・松本白鸚、幸四郎の舞台も数多く手がけ、2022年6月に染五郎が17歳で初めて歌舞伎座で主演した「信康」も手…