相互不信

政治的西側諸国の多くのエリート層は、米国の後を追うことを好んでいる。同時に、中国、ロシア、インド、ブラジル、サウジアラビアなど世界の大多数の国々は、自国の利益を守り、多極化した国際環境の条件下で行動する能力を示している、とヴァルダイ・クラブのプログラム・ディレクター、アンドレイ・スシェンツォフ氏は書いている。 Andrey Sushentsov Valdai Club 25.12.2024世界政治や国際的なプロセスに関する現代的な議論の議題は、しばしば西洋に焦点を当てている。すなわち、西洋諸国の社会政治的プロセス、外交政策の力学、問題や成功である。分析やメディアでは、西洋中心的な見方が支配的で…

不和、相互不信、裏切り、人口の相当部分を占める人々のナイーブさ、過去と現在の出来事を分析できないことなど－これらは今日の「アラブ世界」の特徴のほんの一部である。もちろん、これらの特徴は以前から存在していたが、アラブ世界は依然として過ちから学べないでいるようだ。 Mikhail Gamandiy-Egorov New Eastern Outlook December 23, 2024 中東、特にシリアで現在起きている出来事は、少なくとも、いわゆるアラブ世界の真の姿についての最新の見識を提供している。これは、ユーラシア、アフリカ、ラテンアメリカの大半が、多極的世界秩序への完全な統合に焦点を当ててい…

日本被団協の田中熙巳さんは「核兵器は人類と共存させてはならない」と訴えた=10日、オスロ（共同） ノーベル平和賞の授賞式で賞状とメダルを授与された日本被団協代表委員の（右から）箕牧智之さん、田中重光さん、田中熙巳さん＝10日、オスロ（共同） （２０２４年１２月１３日『新潟日報』－「日報抄」） 列車は、札幌市の「平和」という駅に入った。北海道に雪が舞った日だった。ここでホームに降りた。駅から続く陸橋を渡ると、目指す建物があった ▼「ノーモア・ヒバクシャ会館」がこぢんまりと立っている。展示された白黒写真が訴えかけてくる。息絶えた女性、放心の目、人であるのかすぐには見分けがつかない被写体。広島と長崎…

https://www.amazon.co.jp/dp/4562051167『ドイツ・アメリカ連合作戦』協力といがみ合い - HONZ それにしても、ドイツの将校とアメリカの将校がお互いの憎悪や相互不信を乗り越えて協力しあえたというのに、救出されたフランンス政府要人は、戦後に回想録を出版し、その中でこの時の出来事をネタに政敵を攻撃しあっていたという事実に愕然とさせられる。 https://www.amazon.co.jp/dp/4900594830

アメリカは、国内でも時差のある領土的大国であり、世界経済を動かすほどの大国である。そのことを忘れた自国第一は、恐怖である。多くの国、地域がアメリカの傘にある。日本もそうで、とりわけ沖縄はその縮図でもある。 アメリカは日本に様々の要求を出して来る。日米安保条約があるかぎり義務でもある。そうかと言ってその条約を反故にしたならば、いつ攻撃されるか、不安な日々を重ねるだけである。ロシア、中国の過去と現在を知れば、その不安は反故にした日に起こる。 その時、国際連合はどれほどに効力を持ち得るか。国連に加盟している国々は、先ずは自国第一であろう。そして日本は滅びる・・・。第三次世界大戦である。日本は世界唯一…