『真昼の不思議な物体』 はアピチャッポン・ウィーラセタクン(正式な日本語表記は アピチャートポン・ウィーラセータクン らしい)監督による2000年公開の一作目である。 接続されていくパーソナルな物語 相手を失った男についてのラジオドラマが流れる中、カメラは別世界に入り込むように都会から自然へと移動する車からの景色を映す。そしてカメラが辿り着いた先で女性が父にバス代のために売られた経験が話される。そして、その女性によって足の不自由な少年と先生の物語が語られ始める。 その少年は足が不自由であるがゆえに外の世界を知らず、先生はその少年に外の世界を伝えつつも、耳の聞こえなくなる病気を持つ父を支えている…