<大笹穂槍 銘:藤原正真(号:蜻蛉切)> ・室町時代 ・藤原正真 作 ・県指定文化財指定日(静岡県)1955.02.25 ・佐野美術館 寄託(個人蔵) 三河文殊派(三河に移った村正一派)の藤原正真によって打たれた槍で、 天下三名槍の1つに数えられる。 「大笹穂槍」とは笹の葉のように鋭く腰が締まった重ね薄く造り込まれた直槍のこと。 戦場で飛んできた蜻蛉がこの槍にあたり、真っ二つに切れたという逸話が名の由来。 徳川家康の四天王である本多平八郎忠勝の愛槍として知られている。 1572年10月・遠州一言坂の戦いで退却する際、忠勝が本槍を掲げ殿軍を指揮したとされる。 1575年5月・長篠合戦の際、徳川本…