伊岡瞬先生の作品はいくつも読ませていただいています。 今回も書店で見た装丁帯のメッセージにひかれてしまいました。 「誰だ!かつて俺が痛めつけた少年の写真を送り付けてくる奴は」 この明らかに加害者(このお話ではある大物政治家の息子である吉井恭一)側の目線で言い放たれたセリフ・・・ そして過去に事情を持っているバラバラな年代の3人の女性とひとりの小学生が共同生活をしている中に偶然飛び込む浪人生の堀部一平・・・ これらの登場人物でどんな物語が展開されるのか?そして「残像」というタイトルの意味は? 全く想像もつきませんでしたが、それだけにこの物語を知りたい!という衝動にかられることになりました。 この…