藻南公園から石山の市街地を走る。 石山東方面へ坂道を登っていくと、公園のようなスペースがある。 石山緑地と名付けられた、このスペース。 かつて札幌軟石として世に知られた溶結凝灰岩の採石場を再活用した場所なのだ。 明治の初め、北海道開拓初期から戦前まで石材利用の洋風建築に盛んに使用された。 約100年近くの歴史を持ち、最盛期には100軒を超える石材店があったそうだ。 しかし、コンクリートの普及に伴い利用は激減していく。 そんな時代に思いを馳せながら歩いていると、この場所を蘇らせたアーティストの作品に出くわすこととなる。 ふむ。ちょっと難解だが。 石山緑地は南北2つのブロックに分かれている。 今回…