記者会見場のドアを半開きにして、ぬっと顔を半分出すと、報道陣から驚きの声が。 だが、そんなざわめきを横目に、何事もないように席に着くと、会見場が笑いに包まれた。 市原悦子演じる、サスペンスドラマシリーズ「家政婦は見た!」(テレビ朝日系)が、26作目で最終回(2008年7月12日放送)を迎えることになり、ヒロイン石崎秋子に扮する市原が2008年6月30日、記者会見に臨んだ。 ドラマの初回放送は1983年。この作品、実は「殺人なしのサスペンスなどウケるはずがない」との理由から、企画段階で2年ほどペンディングされたのだという。 ところが、だ。派遣された先々で聞き耳を立て、ドアのすき間で息を飲む、好奇…