すっかり透明水彩の虜になった母親とは、私が日中自宅にいる時はほぼ一日2.3時間一緒に絵を描くのが習慣化して来ました。 とにかく明るい絵、憧れる庭やカフェなど嗜好が明確な母。しかし、明るい絵だからこそ影に透明水彩の妙味が潜んでいる事を力説して来ました。 なので、絶対的なルールとして自然や風景を描く際には黒絵の具を使用しない事。 一見、灰色、グレー、ただの影に対して主題以上に色彩を吟味する事。 出来るだけ筆を淡白に動かして、水の動きで描かせる事。 安易に色彩を置くなどせずに、私が同意するまで色見本から抜粋する事。 着彩する箇所の手順や、色を置くタイミング、どうしてそうせねばならないのかを事前に論理…