家々(R) このころ執着して同じような構図の作品を沢山描いていた。 1971年、F100(1303×1620)、油彩キャンバス 画家はじぶんの若い頃の絵についてふてぶてしさや怖いもの知らずな大胆さを感じると言います。老成していろんなことを知ってみると、かつてやっていた方法がなんとなく児戯のように思えてしまって恥ずかしく感じられるというのです。ところが、そのふてぶてしさや怖いもの知らずな大胆さが評価につながり文部大臣賞をとったのも事実です。恥ずかしさも感じつつ、かつての大胆さを懐古しています。 この絵はイエローオーカーと描きやめたことが大胆だと言いました。イエローオーカーは黄土色のことであり、そ…