前にレビューした共産党結党百年非公式記念の「百年と希望」なんて映画がありましたが、水平社も百年らしい。水平社と共産党がほぼ同い年なのか。丸の内東映で観ましたがやっぱり高齢者が多く、広い劇場で20代、30代はほぼ見当たらない。もっと上映すぐなら若い人もいたのかな。評価は高いが盛り上がっていない印象がある。何しろ水平社百周年記念の作品で部落差別を描く作品のため言及すること自体を恐れるのも分かる。 水平社は西日本が中心の組織だが、この破戒は長野県が舞台である。私は原作の島崎藤村の小説であり更に木下惠介が映画化しているがいずれも鑑賞しておりません。私は東京のニュータウンで育ちましたので、部落問題に疎く…