はじめに ここでは、大学の教科書で用いられるレベルの社会学の教科書から新書、文庫までを読み漁った社会学徒が独断と偏見で、・これから大学で社会学を勉強する高校生・社会学の授業を受けてより関心を持った社会学以外を学ぶ大学生・学び直しをしたい社会人に向けて入門書を紹介します。 厳選入門書5選 1. 橋爪大三郎,大澤真幸『社会学講義』 現代日本を代表する社会学者、橋爪大三郎先生と大澤真幸先生らによって書かれた社会学の入門書です。この本は、社会学を総括する議論だけでなく、連字符社会学と呼ばれる、理論社会学や家族社会学などの〇〇社会学についても説明がされている点が面白いです。 社会学の成立以降、徐々に専門…