昨日の夜の祈祷会は新年最初の祈祷会でした。司会する牧師から、新年の抱負を分かち合いましょうと提案がなされ、参加者がそれぞれ話されました。 私は「老いた私には、今さら新年の抱負などありません」と話しました。どうしてそう思うのか、その時はうまく話せませんでしたが、今だったら、こう話したいと思います。ある人が、店を開店させたとします。新年の抱負は、その店が繁盛することにあります。しかし老いた者は、店の経営が思うように行かず閉店を決定した店主に似ています。閉店を決意した店主に新年の抱負はありません。老いた人は人生をいかに終えるかを考える立場にあります。なかなか抱負と呼べるものはありません、と。 さらに…