筆者畢竟の書き下ろし1100枚 という小池真理子の小説、 神よ憐みたまえ 読みました。 畢竟(ひっきょう)って、 究極、至極、最終などの意、らしいです。 570ページの単行本、長かったです~ ずっしり重い大作で、読み応え十分。 映画でいえば「砂の器」みたいな。 あらすじは―― 昭和三十八年、三井三池炭鉱の爆発と国鉄事故が同日に発生。 「魔の土曜日」と言われたその夜、 十二歳の黒沢百々子は何者かに両親を惨殺された。 なに不自由のない家庭に生まれ育ち、 母ゆずりの美貌で音楽家をめざしていた百々子だが、 事件は重く立ちはだかり、暗く歪んだ悪夢が待ち構えていた……。 最初に犯人は提示されていて、 ミス…