旧ブログでも反応の多かった神道流系統の奥義「一つの太刀」についての小記事です。そちらでは以下のように「一つの太刀」が松本備前守や塚原卜伝らを開発者とするものだけでなく、神道流の開祖である飯篠長威斎を起源とする説が江戸時代前期の地誌『古今類聚常陸国誌』にあることも紹介してありました。 ■『古今類聚常陸国誌』(※1)「飯篠長意」・長意、下総国香取郡人也、夙(つとに:早くから)好撃剣、未得妙、祈於香取明神、夜夢明神来授一巻書、曰、汝後為天下剣客師、矣、長意夢裡受読・長意晩得奥術、秘而不傳名為一刀、有一弟子能窮其術、長意奇而授之、授受三世、得塚原卜傳、 飯篠長意(長威斎)は会得した奥義の術を誰にも伝え…