禅譲

(一般)
ぜんじょう

意味

徳治主義の思想から、君主が徳の高い人物に王位を譲ること。ほとんどの場合が、平和的な王位簒奪に等しい。

  1. 徳の高さを誇示することで、有徳の人物に譲位を迫る易姓革命。(権力欲のある争い)
  2. 話し合いによって、徳のある者に権力の座を譲り渡すこと。(権力欲を排した譲位)

対比用語

放伐」:有徳の人物が、武力によって、徳のない天子を追放討伐して、代わりにその王位に就くこと。

禅譲の歴史的事例

易姓革命の中国では多く見られる。日本では有史上ない。

  • 【新】:王莽が前漢の孺子嬰より禅譲を受ける。
  • 【魏】:曹丕が後漢の献帝より禅譲を受ける。
  • 【晋】:司馬炎が魏の元帝より禅譲を受ける。
  • 【宋(南朝)】:劉裕が東晋の恭帝より禅譲を受ける。
  • 【隋】:楊忠が北周の静帝より禅譲を受ける。
  • 【唐】:李淵が隋の恭帝より禅譲を受ける。
  • 【後梁】:朱全忠が唐の哀帝より禅譲を受ける。
  • 【北宋】:趙匡胤が北周の幼帝柴宗訓より禅譲を受ける。

<日本の皇位>
南朝を正統とする場合に南北朝の合一での後亀山天皇から後小松天皇への譲位を禅譲とみる説もある。当初は両統迭立の復活が和睦の条件だったのだが。
※徳の高い皇族への譲位ではない。

王位に関する用語

帝位皇位在位譲位廃位退位

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