作家、小説家、(1909-1992) 「探偵小説」を「推理小説」に変換させた原動力となった作家であり、いわゆる「社会派推理小説」の鼻祖である。ただし、作品は、推理小説の枠を越え、さらに歴史研究・昭和史検証にまで及び、非常に多岐に渡る。 デビューが遅く、それまでは長く「下積み人生」をおくってきたため、社会の下層にいる人々に共感した作品が多く、「司馬史観」と対象させて「清張史観」と呼ばれる場合もある。
森村誠一から、湊かなえさん・・に行きかけたところで、今度はいまさらながらの松本清張さんにはまりそうな今日この頃。 松本清張さんの小説は、読んだことがありませんでした。 テレビドラマ化されたものを親が観るので、幼い頃に、あまりわけもわからず一緒に観ていて、母親が、松本清張の話はどうも最後がイライラする、みたいなことを言っていた記憶が残っています。 多分、その言葉が刷り込まれていたような気もしますが、「まつもとせいちょうはいらいらする」、という先入観があったようにも思います。 子どもの頃に刻まれたものの影響は大きいのです。きっと。 大人になってから、サスペンスの好きな私は、知らずしらずのうちに、松…
ロマンスであるのにショッキングである。「松本清張」ならではの恋愛ドラマというほかはない傑作である。ある女性から勧められて読んだ本(小説)の映画化であるが、その女性はペンネームで、このドラマの主人公の名を名乗るほどの「松本清張」押し活ファンである。 https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0743L6NRV/ref=atv_dp_amz_c_TS5124c5_1_19?jic=16%7CCgNhbGwSA2FsbA%3D%3D https://amzn.to/4gV6DQ4 https://amzn.to/46rYQop https://amzn.to…
『天城越え』、視聴終了。 今の御時世だと、自主規制()で、面白くも何ともないドラマに仕立て上げられそう。
もう、おとといあたりかなぁ。 来年の地元の文芸コンテストに出す用の小説を 一日で書き終えました。 だいぶ頑張りました。 そして、昨日、あるコンテスト用の小説をまた書き始めていたのですが、 これが疲れる!! 夜中の0時に起き出して、お風呂入ってから、洗濯物たたんだりして、 その後、おでん作って、それから洗濯機回して、洗濯物干して。 それから、ご飯食べたりする以外は、ずっと小説書いていました。 でも、三分の一くらいしか、出来なくてそこで話が終わっちゃう感じで困っている。 三分の一くらいなら、いけるんだけど、残りの三分の二が難しいのよ。 これが。 主人に主人が書いた小説見せてもらったけれど、なんなの…
松本清張の代表的1冊 ミステリー好きなら作品名を知らない人がいないであろう名作です。 松本清張と言えば日本のミステリーの原点的な存在であると、私自身はとらえているのですが、数多くある作品の中でも代表的な1冊だと思います。 いわゆる警察小説ということになりますが、一人の刑事の執念が事件の真実をとらえるまでの道のりを十分に感じることができます。 一見は男女の心中に見えた事象も、殺人事件として真実をあばく様は圧巻です。 ■あらすじ ■粘り強さからきっかけをつかむ ■2人の刑事の関係 ■松本清張の作品イメージ ■まとめ(感想) 【スポンサーリンク】 ■あらすじ 舞台は昭和30年代。 福岡市香椎という岩…
銀座8丁目の奥まったところに、静かにたたずむ「カフェ・ド・ランブル」。 コーヒーだけの喫茶店です。 創業は戦後間もない昭和23年。西銀座の路地裏でのスタートでした。創業者の関口一郎氏は、復員後しばらくの間は映画関係の仕事をしていたようですが、氏のいれるコーヒーが人気で、友人知人の勧めで銀座にコーヒー店をオープンしたのだそう。 当時銀座で最も高いコーヒーが90円だった時代に、なんと100円で販売。いつまで続くやらと噂されたそうですが、当時ではまだ珍しいサイフォンでいれる本格的なコーヒーは評判を呼び、銀座紳士の集うカフェになっていきました。 常連客には、銀ブラの大好きな永井荷風(明治12.12.3…
きのうの夕方、東大阪市役所の展望ロビーから西の空を見た 南の空を見ると… きのうの仕事帰りに、ちょっとした用があって、東大阪市役所に寄った。 庁舎に入る前に西の空を見ると、厚い雲の一部が赤く染まっていた。 「これは真っすぐには帰れないな」と思い、用を済ませてから展望ロビーに上がった。 西の空の赤い部分はかなり小さくなっていたが、空に点を打ったように残っていた。 そして、南に目を向けると、空の底に線を引いたように赤い雲が伸びていた。 西と南の雲の様子を見て、松本清張の代表作である『点と線』を思い出し、「赤い雲が点と線になって、いい光景を見せてくれたな」と思った。
■『松本清張と水上 勉』藤井淑禎(筑摩選書2025年)を今月2日に読んだ。今年はアジア・太平洋戦争について書かれた本を読もうと思っていて何冊か読んだが、戦争前と戦争後も気になりだして、広く昭和という時代について書かれた本を読まなくてはならないと思うようになった。これは当然の成り行きだと思う。それで、『昭和天皇の戦後日本』、『昭和史の形』、『戦後史の正体』と続けて読んだ。気分転換に他の本を読みたくなり、藤井淑禎(ひでただ)さんの『松本清張と水上 勉』を読んだ、という次第。この本は、先日、松本の丸善で見つけて買い求めていた。出版されたばかりの本だ。松本清張の作品はかなり読んだし、清張作品について論…
NHKの番組で、未解決事件・松本清張と帝銀事件を観ました。 帝銀事件、というのは、時々目にする昔の事件で、たまにドラマになったりしていたような気がしますが、あまり興味がなかったというのが正直なところです。 しかし、昨日のドラマで、松本清張さんと編集者が、帝銀事件の真実を追って苦悩する様子や、ジャーナリズムの何たるや、そして何より、松本清張さん自体にものすごく興味をひかれました。 松本清張さんの著書は、実は読んだことはないと思います。 テレビのドラマになったものを観たことはありますが、どうにもこうにも余韻が悪くて、変に後をひくというか、すっきりしないというか。 ただ、昨日の番組を観て、その余韻が…
小説のネタ自体は、これまでいくらでも思いついてきました。 でも、いざ物語として組み立てようとするとこれがなかなか難しい。ずーっと形にならなかったんです。 そんな私を変えてくれたのが ChatGPT 。 対話しているうちに、こっちの頭にポンポンとネタが浮かんでくる。それを投げると、ChatGPTが「こんなストーリーはどう?」と返してくる。 正直言って、そのストーリーは全然ダメ(笑)。 でも、それをきっかけにして「いや、ここはこうしたら面白いかも」「こっちの場面に変えたら新鮮かも」と自分の中でアイデアがどんどん広がっていくんです。 これには本当にびっくりしました。 生成AIとブレストしてみた やっ…