前回までの記事の続きです。 「福田君を殺して何になる」(増田美智子著、インシデンツ)で、福田自身は次のような刑罰を提案しています。 「たとえば、『無期懲役+死刑』とか。(仮釈放がない)終身刑もあってもいい。拘置所の間は労役がないけど、まずは刑務所に入って働いて、その働きを見て、死刑にするかどうかを決めてもいいんじゃないかと思う。あるいは、懲役刑を終えても、まだ足りないと思うならさらに懲役年数を長くするとか」 裁判で定まった懲役刑を終えても、さらに長くする案は傾聴に値すると考えます。特に、光市母子殺害事件では、理性的には認めがたい「強姦の計画性」を、福田を死刑にしたいがためだけに、認めてしまって…