こんなに時間は有り余っているのに、相変わらず“入力”が少ない。本とか映画とか音楽とか漫画とか人の話とか学習とか、自分に取り入れるものの話。入れるものが少ないのだから、限られたものでやりくりしているのはお金も言葉も同じで、少ない語彙や気力で「何か書かねば」「何かやらねば」と思っているうちにまた日が暮れる。いつだって、敵わないし叶わないのだ。吸う前にまずは吐かねば、と歌の時教えてもらったけれど、ちょっとばかり吐いて吸う間もなく倒れている。無念だ、なんて、努力のかけらもない私は口にしてはいけないと思う。 世間に新刊が出て、ちらほらと読みたいなと思うものに出くわす。リアル本屋も、行くまでは面倒だけど行…