養護学校で障害児の教育に長らく携わってきた佐藤邦男さんの本です。障害児学校の教育や身近なテーマを元に書かれています。 さし絵は安田和江さん。筋ジストロフィーの障害を持ちながらも画家として個展を開催しているそうです。 不登校、いじめ、自閉症、パラリンピック、戦争、平和、やまゆり園、広島、長崎…など幅広い内容が書かれているので飽きることなく読むことができます。 第七章の自立する「虹の会」の若者たちの章が印象深いです。 虹の会は1982年に筋ジストロフィーの福嶋あき江さんが支援者立と一緒に立ち上げた会です。働く場の保障、所得の保障、生活の場の保障を確かにし、社会参加を広げられる環境です。 障がいを持…