作者の名前と重ね合わせた時に、何とも人を喰ったタイトルだと思わず微苦笑。 それに付随するように「ここに人間味あふれる写真家がいます。」などと「You Tube」で頻繁に見られる表現のサブタイトルまで付されている。 仮想の通信社から派遣された記者が地方で触れた・見た風俗をレポートする体裁に仮託する一種のギミック。 もう四十年以上前に、なんともユニークな仕掛けを思い付いたもので。 並んでいる写真にタイトルは一切無く、代わりに散文とも情景を解説する文章ともつかぬものが添えられている。 鑑賞者はそれを頼りに、その場で何が起きていたのかを類推する。 でも自分にとっては、眼前の多くが随分と懐かしい記憶。 …