天文学者ですが、書評家としても知られる海部さんが、特に科学関係の本の書評をまとめたものです。 特に生命科学、地球科学、宇宙物理学といった分野の名著が対象となっています。 新しい本が多いようですが、中には古典的な名著、江戸時代の耳嚢や北越雪譜、寺田寅彦全集、アインシュタインの日本訪問録なども入っています。 名著ばかりのようなんですが、特に生命や進化についての書籍で私が読んだ本というものがほとんど無いというのもがっかりです。 特に化石関係の本もいくつか読まれていますが、そちらの方面にはあまり食指が動かないようで、これまで縁がないままだったのでしょう。 その中では、アダム・ラザフォードの「ゲノムが語…