お別れは好きじゃない。 でももう一度行きたかった。 本音を言うならまだ何度でも行きたい思っていた。 しかし残念ながらこの日が稲城浴場さんを体感する最後の日となってしまった。 稲城浴場さんがあったからこそ降りた駅、稲城長沼駅。 この先何かの機会で通過することはあっても、下車することがあるだろうか。 駅からの道も同じだ。 「もしかしたら最後になるかも」 そんな事を考えながら稲城浴場へ歩いた。 貼られたお知らせを見て、閉店が現実だと実感する。 地元の常連さん達で賑わう平日の開店直後、陽ざし差し込む浴室で稲城浴場さんを堪能。 種類豊富な内湯を楽しみ、サウナを楽しみ、サウナ利用者専用スペースを楽しみ、大…