この前日秀吉は「藤原朝臣」(フジワラノアソン)から「豊臣朝臣」(トヨトミノアソン)に改姓している*1。正確には「豊臣」は「氏姓」であり、「名字」は変わらず「羽柴」なので「羽柴秀吉」と呼ぶべきか、「豊臣秀吉」に改めるべきか議論のわかれるところであるが、当ブログではそこまで踏み込まず慣例にしたがい、天正13年9月9日以降の秀吉を「豊臣秀吉」と呼ぶ。ちなみに「氏姓」である「豊臣」*2を考慮して「トヨトミノヒデヨシ」と読むべきであるという議論もある*3。 また、黒田基樹氏は『羽柴を名乗った人々』*4において、「豊臣政権」ではなく「羽柴政権」と呼ぶべきと主張しているが、これも上記のような事情によっている…