日本の女性ジャズピアニスト。作曲家。1929年12月12日生まれ。満州出身の大分県育ち。 1952年からプロのミュージシャンとして活動を開始。1956年にアメリカに渡り、バークリー音楽院(現在のバークリー音楽大学)に奨学生として学んだ。その後はアメリカを拠点にジャズピアニストやビッグバンドリーダーなどとして活動している。
youtu.be 秋吉敏子&ルー・タバキン・ビッグバンド Live in Japan '79 『すみ絵』 和風をおした曲というのはどうしても構えて聴いてしまう。 それは安直な『和風』が世間にあまりに蔓延っているからであり。 いわゆる和風音階をなぞれば、誰にでもなんとなくそれっぽいものが作れてしまうからだ。 そしてその『警戒』はきっと自分が日本人だからなのだろう。 とはいえ、では何が本物なのかと云われても素人のあたしにはわからない。 ただ感覚に頼るほかない。 来日した海外の有名ジャズ・ミュージシャンがたとえば『荒城の月』を演奏することなんかがあるけれど、それも構えて聴いてしまう。 その選曲は主催…
「有楽町に"コンボ"というジャズ喫茶があった。レコードを入手するのがむずかしい時代。お店でレコードを聴いて、サイフした」 サイフ?財布? 採譜でした。 モノも情報もない、終戦後の音楽シーン。いわゆる焼け野原から立ち上がり、アメリカへ行き、生き抜き、成功した彼女の言葉はひとつひとつが、重い。だけど、さりげなく話す。サブスクで、音楽を滝のように聞くことができる今の時代、想像もできない未体験の時代。時間旅行をして、貴重なエピソードを聞いた。 左寄りのアリーナ席、ピアノのほぼ正面、前から2つめのテーブル。ときどき、ピアノを弾く彼女の指が見える。まるでモーゼの十戒のように、観客の頭や体がすーっと引くと、…
御茶ノ水のDUでの買い物のなかで、日本盤はこれ2枚。ともに女性ピアニスト。 高瀬アキのレコードはゆっくり集めている。初期の高瀬アキのアルバム。企画モノのようだ。 穐吉敏子のレコードは不人気のようで、かなり安い。1970年代と随分違うように思う。まずは初期のアルバムを。勢いや弾く姿が上原ひろみと似ている、という声にニヤリ。