①から続く。 さて、ローラのスピーチである。 『「笑っていいとも!」とその時代』 太田省一著 集英社新書 ローラのタモリへ向けたメッセージが、なんだか良かった。ローラは大声で泣きながらメッセージを読みあげた。あのたどたどしい(?)日本語で。そして、泣きながら笑った。「どっちなんだよ」と嬉しそうに言うタモリ。この場面が私は好きだ。「グランドフィナーレ」のなかで、もしかしたら私のいちばんのお気に入りはこのシーンかもしれない。ローラの人柄の良さが隠しようもなく滲み出ていた。とっても温かく、そして同時に、悲しく、寂しい。だから、ローラは泣きながら笑ったんだと思う。 感謝のスピーチの最後を飾ったのは、笑…