タイトル:藤原道長 王者の月 著者:篠綾子 藤原道長主人公の話。 この作者様、話は大好きなのですが、やはり名前のふりがな(特に女性)には慣れません(-_-;) 今回は、道長の若いころから、天下を納めるまでの話。やはり同じ作者の同時代の話は続けて読むと面白いですね。賢子の物語である、『紫式部の娘』や『あかね紫』の裏話的な内容も出てきて、その話を思い出しながら読んでいました。 特に、彰子。彰子の心情は、賢子視点ではほぼ出てきませんでしたが(なんせ、年齢が違うので、完成された女性……という立場ですし(親よりは若いけど、近しいものがありますよね)。でも、この物語はそもそも彰子が生まれる前から始まり、そ…