2022年ももう今日明日の2日となりました。皆さんはもうお正月花を飾られましたか? 草月流では花をいける際の決め事は極々限定的で、基本的には好きなようにいけて構わないことになっています。ただ、格の高い行事の花については、やはりそれに相応しい作法を知っておいた方が良いでしょう。 お節料理に縁起を担いだ料理が並ぶように、お正月を祝う花にも様々な願いを込めた花材が使われます。王道の松・竹・梅に赤い実の千両や南天、万年青、花ものは菊、葉牡丹、百合、水仙、蘭など、金銀に着色した柳や竹を添えて華やかさをプラスしたりします。柑橘系の実ものは響きが「吉」となることから縁起物として好まれますし、椿や木瓜も良いで…