「Hosoya Gan-Beyond G」との、サブタイトルのようなものが付されている。 【一階】【地階】共に、作家の作品が多数並ぶ。 プロフィールを確認すれば、随分と長期にわたり業界で存在感を放つだけあり、目にしたことがあるものが多い。 とは言え、最も目を惹いたのが〔び〕と題された「世界デザイン会議」で1960年に配布されたとの資料。 日本に昔からある身近な道具を写真に撮り文章を添えただけなのに、常日頃に接している時には感じない美しさを不思議と覚えてしまう。 剪定鋏や鑿のフォルムはこれほど優美なものだったか・・・・、と。 そうしたことを改めて気づかせてくれる作者の視点と提示の仕方がが素晴らし…