毎日消えちゃいたいと口にするのは別に珍しいことじゃない。誰もが日々のストレスに苛まれ、己を貫きつつも比較をやめられなかったり、不自由やどん底を感じたりしている。それでも消えちゃってないのは、そうならない為の理由があるから。いきたい理由じゃない。しなない理由だ。望みや意志とは別の所にある、事実としての理由。 こうやっていろいろなことを考えられるのは、勿論今生きて健康に暮らせているからだ。それでも、日々絶えず自分以外の命は失われるし、残酷なことや憤怒せざるを得ないことは繰り返されるし、可愛げのない“人間の愚かさ”を見る。(人間可愛いって思える愚かさもあるよ。)そういうのに、俄然心が萎れてしまう。な…