人生に疲れることは、なにも変なことではないと思う。いや、そう思いたい。ほんの少しの人生しか送っていない若輩者のこの僕ですら、それを深く実感する。特に太宰治やフランツ・カフカのような「前に倒れるのが上手い人」は、この世には意外と居るのではないだろうか。 SNSを日々見ているといろいろな人が居ることに気が付く。攻撃的な人、政治のことを呟く人、他人から石を投げられて燃え上がっている人、ただ単に猥談に花を咲かす人、勇ましい子育て戦士達の愚痴、そして公式からの幾らでも見た広告の数々。 この投稿の裏には人がたむろっている。圧倒的に日常を孕んだ日々の叫びと拮抗する素晴らしきかな、資本主義。それを言の葉に載せ…