社員に希望しない転勤を求める、雇用慣行の見直しが、進んでいません。 共働きが増え、介護など、事情を抱える社員もいて、転勤が、時代にそぐわなくなりつつあります。 実際に転勤する人は、毎年60~70万人と見られ、横ばいが続いています。 日本の労働力人口(約6,900万人)の1%が、会社の指示で、勤務地を変えていることになります。 アート引っ越しセンターによると、コロナ禍で落ち込んだ、転勤に伴う引っ越しが、コロナ前に戻りつつあります。 2019年の調査では、6割超が、転勤が退職のきっかけとなると回答しています。 転勤拒否の理由には、配偶者も仕事している、子育てがしづらい、親の世話・介護が必要などが、…