*Amazonより 【あらすじ】 足利尊氏の次男、基氏から始まった鎌倉公方は代々将軍家と対立が続いていた。鎌倉公方持氏は6代将軍就任を目論んでいたが、その座は「くじ引き」によって義教に奪われた。持氏は実力で将軍簒奪を図るも、幕府軍に敗れて長男もろとも自刃する結果に終る。将軍義教は逃げ落ちた持氏の二男春王丸と三男安王丸、そしてまだ幼児の四男栄寿丸に探索命令を出す。彼らは頼朝以来の名家で、下総国は筑波山麓を拠点とする結城家に頼る。 棟梁の子結城持朝は相模国の大山氏から美奈を嫁に貰い、子も宿したばかりで幸せに満ちた日常を送っていた。若い持朝は謀反人の子供は匿うべきではないと考える。しかし父氏朝は鎌倉…