中心極限定理の気持ちをPythonで書いてみます。 中心極限定理とは、独立同分布に従う確率変数列の部分和は正規分布に分布収束するという定理です。 言い換えると、標本サイズが大きくなるに従って、標本平均は正規分布に近づくと解釈できます。 ここで、サイコロを例に考えると、𝑛 個のサイコロの出目の平均値の分布を求めると、𝑛 が大きくなるに従ってサイコロの出目の平均の分布が正規分布っぽくなる、ということです。実際にPythonで書いてみます。 サイコロ2個を10,000回投げる まずはサイコロ2個を10,000回投げる操作を考えましょう。 このとき、2個の出目の平均値(2と3なら2.5、6と6なら6、…