絶対安定多数とは、与党が、安定した国会運営を行うために必要な議席数のこと。
特に、衆議院で、すべての常任委員会で委員長を独占し、かつ、各委員会で委員の過半数を確保するのに必要な議席数を指す。
現在の衆議院(定数475)の場合、17ある常任委員会のすべてにおいて過半数を占め、かつ委員長を選出するために必要な議席数は、261議席となる。
なお、17ある常任委員会のすべてにおいて半数を占め、委員会採決で賛否が同数となっても、委員長が賛成(反対)することで可決(否決)することができる議席数を「安定多数」という。