「薄暑」(はくしょ) 「薄暑」(はくしょ)とは、 5月初旬の「立夏」を過ぎて、 太陽がまだギラギラというほどではけれども、 歩いているとうっすらと汗ばんできて、 やや暑さを覚えるようになった気候を言います。 漢字の「薄」は、 「うすい」とか「わずかな」という意味ですが、 肉薄(肉迫)と言う言葉が示すように 「迫る」とか「近づく」という意味もあります。 つまり「薄暑」(はくしょ)とは、 本格的な暑さにはまだ間があるが、 そこに迫っている、近づいていることを 予感させる暑さという意味になります。 「薄暑」(はくしょ)の頃は、 野山は新緑に燃え、 若葉を透かして射し込む光りは輝き、 風は芳しいばかり…