四月が終わる。 それがどうと云うことは無いのだが。 公園で、ナンジャモンジャの木に出会った。 ナンジャモンジャとは、正体不明の樹木であることを、そのままに命名した。名は体を表すというが、その言葉はこの木の場合にも通じるのか、通じないのか、ちらっと文が湧いたので考えて見たが、悪戯に脳みそが疲れただけで答えが出て来なかった。 その木はいま花盛りであった。 こんな花である。 美しいではないか。爽やかに白い。 調べると、ナンジャモンジャの木というのは、謂わば通称名で、植物学上の名称は、「ヒトツバタゴ・(一つ葉タゴ)」というモクセイ科の樹木だそうな。絶滅危惧種である。 実は、ナンジャモンジャと呼ばれてい…